特選AVレビュー『縄縛幻想ten.6 原美織*阿木恵子』

ホーム > アンソリットトーク > 特選AVレビュー『縄縛幻想ten.6 原美織*阿木恵子』

生粋のS性を発揮する緊縛師・天馬ハル作品。『縄縛幻想』シリーズも遂に6作目を迎えた。今回登場するのは、原美織と阿木恵子。2つの艶肢体に染み込む縄痕が誘う快楽の世界。縄で女を弄ぶ天馬ハルのSプレイにも注目。2人の女はどこまで耐えることができるのか……。痛みの先に待ち受けるものとは?

今回レビューするのは11月に発売された「縄縛幻想ten.6」だ。

 原美織といったら、童顔で小柄というイメージ。緊縛なんて程遠いような存在だ。150cmと少女のような体で、まだJKといっても通用しそう。確かに、 JKものに数多く出演している実績もある。少女っぽさがあるからこそ、縛ってもいいのか?という背徳感も味わえるのが、今回の『縄縛幻想』だろう。筆者の心配をよそに、彼女は本作で予想を裏切るアクロバティックな緊縛肢体を魅せてくれた。天馬ハルは、無口で不敵な笑みを時折浮かべながら、S性丸出しの緊縛をする。終始無言を貫く一方、その静寂には縄の軋む音が反響し、縄だけで女を操るという危うさを、一段と強調しているわけです。

 まず、後手縛りを少々緊張した面持ちでスタート。髪を上げていると、ちょっと大人びた表情にも映るのが新鮮。JKのような顔でも、おっぱいはしっかりDカップという日本人男性ウケのスタイル。大きすぎす、小さすぎず、男性の理想とするおっぱいはちゃんと持っているのです。胸元をしっかり縄で固定されていくと、「あぁ……あぁ……」と甲高い声で敏感に反応。素直で可愛い。じっくり攻めるのかなと思いきや、結構スピード感のあるプレイ展開で、なかなか面白い。あっという間に、片足開脚で秘部丸出しの羞恥責め。また、彼女のアンダーヘアが薄くて、顔とのマッチングが最高なんです。この期待を裏切らない体が嬉しいところ。股縄の食い込みに悶える表情と、滴り落ちる一筋の涎がどうにも言葉にならないくらい、エロすぎる。かんざしを口に咥えて、人形のように天馬ハルに甚振られていくのです。そして、片足開脚のまま、もう片方の足を折り曲げられ、空を舞うようなスタイルに移行。肌質もいいし、艶めいた色素の薄い乳首も素晴らしい。ここで注目したいポイント。縄で快感に目覚めたのか、はたまた快楽に溺れる自分を恥ずかしく思ったのか、右目から涙がツーっと伝う様子もある。小刻みに体を震わせながら……。女の涙には騙されるなとはよくいうものだが、この涙は本気の涙に違いない。正直でいいじゃないですか。本当に可愛らしくて、演出効果としても抜群だった。もう、この時点で縄にすっかり酔ってしまい、意識も朦朧としてきているのがわかる。半開きの口元、脱力した肢体、天を仰ぐような目線。縄に身を委ね、後は天馬ハルのなすがままに……。弱った子猫をなだめるように、顔をそっと撫でられ、感極まってしまうところにも萌えてしまった。

 シーンが進むごとに、縛りはどんどんアクロバティックになっていく。縄がかかった梁もギシギシ音を鳴らし、女体を支えようと必死の攻防戦が繰り広げられる。縄を解く時まで肌で感じてしまうほど、体はどんどん感度を上げていくのだ。そして、水平に体が持ち上がると、縄が体をきつく締め付けてくる。加えて、猿轡で悲鳴も上げることができない地獄を味わうのだ。自由を奪われる恐怖と、それと同じくらい押し寄せる激しい波のある快感。天馬ハルのS性の強い眼差しに翻弄され、彼女は心から言い知れぬ甘美の世界に導かれていた。上半身にははだけた襦袢。全てを曝け出さないというのも、目に見えぬエロスを醸し出し、観るものの想像力を掻き立てるポイントだろう。

 天を舞っていた体は、逆さ吊り地獄へ。竹鞭が体にパチパチ刺さると、痺れるような痛みが肢体を貫く。体重がグッとかかって、この時点で右足は鬱血してしまいそう。解放された時に感じる縄の緩みが、また新たな刺激となって彼女の心を占拠するのだ。縄、恐るべし。ようやく座敷に横たわると、間髪入れずに熱蝋攻撃を浴びせられる。赤い蝋燭はSMらしくて、個人的に大好きだ。血液っぽいし、色白な女の体をきれいに魅せてくれるから。原美織は熱蝋攻撃には弱いらしい。身を捩りながら悶え、嗚咽のような喘ぎが一段と大きくなる。このシーンはもっと見たかったが、余韻を残したまま、緊縛からの解放となる。縄を解く頃になると、童顔だった原美織が、不思議と大人の女に見違えるように変わっていて、思わず圧倒されてしまった。縄ってそんなに魔力があるんだ。やっぱり何事も経験ね。こうやって、大人の階段を登っていくのですよ。ここまで観てきて、感想を付け加えると、原美織の唇が美味しそう。ピンクでプルプル。終始開けっぴろげてて、男根を咥えさせたくなるような顔をするもんだから、きっと100人中99人の男がそそられる口元ですよ。

 続いて登場するのは、阿木恵子。同じく肌襦袢を身に纏い、しっとりコシのある黒髪が印象的な和風美人。そうかと思いきや、足元のネイルはしっかりお手入れされていて、今風の女の子って感じ。縄を潤った口元に咥えて、たおやかな目線を配るところなんかは、大人の女って色気がプンプン。ゆとりすら感じるわけです。顔はほっそりしているけれど、体はしっかり肉付いていて、おっぱいの形も申し分ない。先に登場した原美織とは対照的に、乳首や唇の色が濃いのが特徴。これはこれで嫌いじゃない。やっぱり、個人差というのは重要なんです。同じじゃ面白くないですから。ノーブラでも谷間ができる豊かなおっぱいは、彼女のチャームポイントではないでしょうか?胸元を縄で縛るだけで、エロさが強調されるんです。それを証拠に、カメラアングルも度々バストにズームイン。やっぱり彼女のたわわなおっぱいは見どころだっていうこと。天馬ハルも胸を中心にしっかり縄を交差させていく。伏し目がちなのも淑やかさがあって、ぐいぐい責められるM女とは違う雰囲気でいいと思う。セクシーという言葉がぴったり。育ちも良さそう。

 梁に固定されて爪先立ちになり、腰元まであった襦袢は見事に剥ぎ取られることに。下半身も露出して、彼女の裸体がくっきりとなる。意外と線が細い。でも、決して骨ばっているわけではない、顔の印象に合う見事な裸体です。片足開脚で苦しい姿勢になっても、無駄に喘がないところが淑女っぽい。大人の女は堪えるんです、きっと。この羞恥に満ちたプレイで、自分の置かれた身分を理解するとともに、痛みから得ることができる未知なる快感を貪るために。淑女には不釣り合いな電マが登場。耳元で電マが鳴り響くという、天馬ハルのS性がモロ出し。股間に電マが押し当てられ、初めて彼女の喘ぎが聞けるのも「やったー!」とテンションが上がってしまう。しかも、大量の潮まで吹いてくれるサービスショット付き。女の肉体は見た目ではわからないほど、意外と開発されているらしい。原美織と同じく、片足開脚からの両足固定吊りの陵辱プレイへ。縄も一層複雑に絡み合う。屈脚固定でぐるぐるに縛られ、またもや体は水平に浮かぶ。体重のかかった縄が手足をどんどん紫色に染めていく。チアノーゼで痛さを感じるのを通り越し、ここまで来たら、痺れで麻痺する方が強くなっているに違いない。全身にくっきりと縄痕が痛々しく残り、ポーカーフェイスだった彼女も気弱な表情を覗かせる。淑女を汚したいという衝動に駆られそうだ。

2人の個性が違う女優が演じるM女。緊縛で羞恥に満ちた苦痛と辱めを受け、次第に快楽に溺れ始める淫乱な顔を覗かせる作品。天馬ハルの手と縄で、どんどん縛りに魅了されていき、快感の渦へ巻き込まれるのだ。あどけない顔をした原美織と、大人のゆとりすら感じる控えめな阿木恵子。SMなど微塵も縁がないような2人が、縄酔いしながら色香を匂わせる禁断の世界を繰り広げる作品だ。苦悶に滲む女の欲望が、天馬ハルの不敵な笑みで開花する。しっとりした流れでありながら、少年のようないたずら心に火を付けそうな、倒錯したSMプレイは必見だ。後半の作品紹介も多彩で、最後まで釘付けになるだろう。女優ごとにチャプター分けされているから、再生しやすいのもおすすめポイント。『縄縛幻想』シリーズは、ぜひ制覇して欲しい。

TEN-009AS.jpg

文—角 由紀子)