特選AVレビュー『縛られ女郎 弐 拷責編・川上ゆう』

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縛られ女郎シリーズ第二弾!掟を破って密通したおゆうは、さらなる地獄を見ることとなる。さまざまな責め苦にもだえ苦しみながら、恋を成し遂げるために体を投げ打つ女の愛と純愛の物語を川上ゆうが熱演!紫月いろはも加わり、前作よりパワーアップした本作は必見だ。

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女郎というのは、自分を捨てなければ毎日が地獄だ。処女でありながら、女郎として奴隷のように生きてきたおゆうは、ある日を境に丁稚奉公の伊三と恋仲になってしまう。愛に目覚め、処女を捧げた男。いつしか、この男と生きて行きたいと考えるようになっていた。その思いが、さらなる戒めを受ける結果になるとは、この時はまだ想像だにしなかったのだ。ここまでが前回のストーリー。本作では、密通した男女に起こる悲劇が展開する。そこに加わる、欲望の塊となった鬼畜たちの動向も必見だ。

本作も、時代劇調の物語で入り込みやすい内容に仕上がっている。「縛られ女郎 おゆう」シリーズの第二部だ。前作でぜひ流れを把握してから観ていただきたい。シリーズは三部作となっているため、1本観ては次も観たくなるように、ぐっと引き込まれる展開だ。1本観るだけでは物足りない。続きが観たいと思わせる締めくくりも心憎い演出。狙い通り、筆者も物語の最終章まで観たいと気になって仕方がなかった。

第一部では、女郎として身売りされた女・おゆうが、金と性欲に汚い男女の欲望にまみれて行く過程が描かれている。処女でありながら、辱めを受けた上に、強制奉仕を強いられる儚い運命。女郎というだけで、扱いが家畜同然となるのはあまりにひどい。日本の歴史を紐解いて見ても、確かに女郎は借金を自力で返すことなどできないのだから、致し方ない道だったといえよう。おまけに、前作でおゆうは伊三と密通し、せっかくの見受け話もパァになってしまった。見受け先だった伊勢屋徳兵衛も、女将のおふくもカンカンだ。女郎には恋をする自由すらない。実に切ない話で、ストーリーだけでも感情移入してしまった。

処女のおゆうを贔屓にしていた伊勢屋徳兵衛は、おゆうが伊三と恋仲になって処女ではなくなったことに腹を立て、置屋の女将・おふくに厳しい折檻を命じる。相当な処女マニアなご様子。おふくもまた、顔に泥を塗られたと逆上。徳兵衛の怒りとおふくの恨みが重なり、おゆうは拷問にかけられてしまう。前回よりもかなりハードな内容になっているため、拷問シーンは非常に見応えも抜群だ。おゆうへの拷問は、物語の冒頭からスタート。初っ端からトップスピードで猛烈なる逆さ吊り水責め。息つく間も与えず、樽いっぱいの水の中へ、顔ごと埋められてしまう。ゴブゴブと音を立てて空気が漏れ出る様子が、リアリティー満載。縄を操るのが、女将のおふくというのも、もはやホラー。女の非情さや執念深さがこの執拗な拷問でよく表現されている。おゆうの緊縛された肢体を上下に操る縄を握りながら、にんまりしたたかに笑うおふくの性格の悪そうな顔が、何とも憎らしい。女が女を傷めつけるのは、いつの時代も残酷で卑劣。どんな手を使ってでても、自分が納得するまでその手を緩めることはない。水の中でもがく時間も長く、こちらまで息が止まりそうだ。この水責めは本当に極悪。

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おゆうは処女を失ってから、それを償うかのように客への奉仕を強いられる。「縛られ女郎」との肩書きを与えられ、自我を失ったような表情で客の欲望を満たす毎日だ。その一方で、事件が起きる。伊三は暴漢に襲われ、体を負傷した上に、目が見えなくなってしまう。横たわる伊三に対し、女将のおふくが囁く。「おゆうと一緒になりたかったら、言うとおりにしな」おもむろに伊三のイチモツをしゃぶり始め、「いい仕事しそうじゃないか……」と、幾度もしごいては発情する。おゆうとのセックスシーンとは違い、何か異様な雰囲気が漂うのも、おふくという婆だからだろう。しかし、おふくもまた熟女。勃起したイチモツを前に、性欲の衝動が抑えきれない。抵抗できないほど憔悴して横たわる伊三に跨り、騎乗位で激しく腰を振る。「あぁ……久しぶりだよ……!」興奮は一気に高まり、二度も昇天してしまった。こんな年増婆でも、性欲にはいつまでも貪欲なんだなと、薄気味悪さが残る。果てる間もなく、再び伊三のイチモツを握ってしごき、慣れた舌使いで射精させるという娼婦のような一面も覗かせた。これでおゆうに勝ったと言わんばかりのドヤ顔で、口元から精液を滴り落としながら……。これもまた戦慄が走る瞬間だ。

おゆうは、処女好きの徳兵衛とは別の客を取るようになっていた。相変わらず可憐でしおらしく、儚い雰囲気を漂わすが、おゆうを待つ客は縛りたい欲望があるようだ。この客もまた好き者っぽい如何わしい雰囲気の持ち主。いきなり始まったのは、開脚逆さ吊りと恐ろしいもの。おゆうに降り注ぐ熱蝋の嵐は、開いた肉ビラまで容赦なく大量に襲いかかる。肉ビラを押し広げてまで至近距離で責める熱蝋は、熱さと恐怖を煽り、逆さ吊りにされて顔面はすっかり紅潮しきって、これは相当なキツイお仕置きだ。これだけでも十分だろうと思いきや、客はまだ満足しないご様子。女郎には選択権はない。客の思うままに動かなければならない、人形のようなものだから。それが、女郎という運命なのだ。

逆さ吊りに続いて、三角木馬での拘束。これもまた痛烈。このシーンはかなり恥辱にまみれたプレイとなっている。本作で最も盛り上がる場面なので、絶対に観ておこう。三角木馬で身動きができないおゆうに対し、タコ紐で乳首を弄び、巨大ディルドを手にした客は、有無を言わさずおゆうの口の中へ押し込む。嗚咽と嘔気が襲い、大量の涎が滴る。このディルドがものすごくデカくて長い。しかも、どうも普通のディルドとは違って、木製のような気がする。時代背景を考慮して作ったものだろうか。そのせいか、威力も抜群。喉奥を突くように激しく出し入れされ、苦しさの余り思わず前のめりになるが、三角木馬がおマ○コに食い込んで痛かろうと、どっちに逃げても苦しい拷問だ。涎で濡れ切ったディルドを鼻に擦り付けられ、半ば恍惚とした表情さえ浮かべる。「川上ゆうは鼻でイケる女優」と、前作の特典映像にあったが、まさに今その瞬間を迎えているのだろう。すごくエロい。しかし、拷問は厳しさを増す。痛みや苦痛を想像して哀れに感じれば感じるほど、その姿がすごく淫靡に映る。食い込む縄と大量の涎に加わったのは、拷問に耐え切れずに流れ出た黄金の失禁だった。これもまた、すごく卑猥なシーン。美しいおゆうの失禁は、ファンには堪らないポイントだろう。三角木馬の下に飛び散った尿跡を、ぜひチェックして欲しい。

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置屋には新たな風が吹き込んでいた。おゆうに代わって、新たな処女がやってきたのだ。みすぼらしい格好に身を包み、聞けば昨日入ったばかりという。その名は、おふさ。まだうら若い乙女で、漆黒の長い髪が印象的な美女だ。肉感のあるおゆうとは対照的に、スレンダーなボディの持ち主。おふさもまた、徳兵衛の手中に収められる運命を辿る非業の女郎となった。おふさは黒髪吊り上げ縛りをされ、股間には三角形に組まれた木材が食い込む。黒髪が麻縄で引っ張られて、顔がこわばるように引き攣る。眉間にくっきり血管が浮かぶ。見るも無残な支配プレイだ。処女だからとおゆうを甘やかしたことを悔やんでなのか、おふさには最初からきっちり躾をしていこうという徳兵衛の算段。末恐ろしい強欲親父だ。徳兵衛の刃は、次々と処女を傷付け、自分の奴隷に仕立ててしまうのだから自己中心的極まりない人物。こんな親父が本当にいたら、厳しく罰してもらいたい。処女でこんなことをされたら、生涯トラウマを背負いそうだ。顔を背けて閉口するおふさの口をこじ開け、強制イラマチオをさせる初老の徳兵衛。性欲はどこまでも卑しく、肉棒でこねくり回された挙句、激しい嘔気に襲われては、咳き込む姿がエロティックで妖艶だった。

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本作は、シリーズものとしてすごくよく出来ていると思う。続きを観たくなる、次作はどうなるのか気になって仕方ない、と興味が惹かれてしまうのだから、大成功な大作だと言っていい。メイキングの特典映像も収録し、撮影現場も垣間見られる。「縛られ女郎」シリーズはまだ中盤。第三弾も続けて観てみよう。悪どい人間の腹の中を覗き見ることができ、それに従順に従う女郎。この支配関係もなかなか興味深い。最後はどう締めくくるのか、シリーズを通して本作を見逃すな。

文—角 由紀子

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